『Embeddium』完全解説&日本語化リソースパック配布中

『Embeddium』の解説と日本語化リソースパックを配布しています。
現状では軽量化MODとは言えなくなってしまった『Optifine』からの移行を考えている方、マイクラをよりスムーズに楽しみたい方に向けて、設定項目の解説をしています。

Minecraftのプレイ中、「もっと滑らかに動作してほしい」「Optifine以外の軽量化MODを試したい」と感じたことはありませんか?そんな悩みを解決してくれるのが、「Embeddium」です。

この記事はembeddium-0.3.31+mc1.20.1を基に2024年12月初頭にリライトされました。
以前はEmbeddium関連MODもこの記事で紹介していましたが、リライトに伴い単独記事に分けました。

Embeddiumアドオンや関連MOD情報はこちら

Forgeのおすすめ軽量化MODはこちら

MODはその性質上、常時アップデートされています。
記事の情報は最新のMOD情報と相違がある場合があります。

目次

基本情報

Forge環境でのパフォーマンス向上を目的とした軽量化MODで、ラグの軽減やFPSの安定化をサポートします。

Fabric版とNeoForge版もありますが、本記事ではForgeに焦点を当てて解説します。
Fabric、NeoForge(1.21以降)ともにEmbeddiumではなくSodiumを推奨します。

前提MOD『Fabric』を使用している方はこちら!

動作環境:記事公開時点

MODリンク:[ Modrinth ] [ CurseForge ]

Mod LoaderFabric Forge NeoForge

対応環境Client

前提MOD

  • なし

推奨MOD

MOD名や説明がSodiumとなっていますが、Embeddiumで動作します。

  • Sodium Extras:新機能とカスタマイズを追加するSodium用アドオン
  • Sodium Dynamic Lights:LambDynLightsのマルチローダー移植版、Sodiumオプションの統合を追加
  • Sodium Options API:より良いカテゴリメニューでSodiumオプションを追加するための設定API
  • Sodium Options Mod Compat:Sodium Options APIを通じて様々なMODの互換性を追加

非互換MOD(バージョンによって異なる)

  • TexTrue’s Embeddium Options:Reese’sSodium Optionsの非公式移植版。過去のEmbeddiumで動作していたEmbeddiumの代替オプションメニュー。現在のEmbeddiumはこの機能を統合している。
  • Rubidium: Sodiumの非公式フォーク。Embeddiumと同じようなもので衝突する。

※Embeddium0.3.16でRees’s Sodium Optionsがマージされたため、TexTrue’s Embeddium Optionsをインストールする必要はありません。

Nvidia製グラフィックボードを使用しているならこれもオススメ!

前提知識:軽量化MODとは

Optifineに取って代わる軽量化MODの代表格になってきたSodium、そのSodiumの非公式フォークで、Forgeの改造エコシステムと統合するための追加変更とバグ修正が加えられています。

Minecraftの設定画面。「描画距離」「GUIの大きさ」「最大フレームレート」など詳細なゲームパフォーマンス設定が並ぶインターフェース。
Embeddiumと関連MODを導入後のビデオ設定画面
フォーク

既存のソフトウェアのコードベースをコピーして、独自の開発を行う行為を指します。
このプロセスにより、新しいプロジェクトが既存のプロジェクトから分岐し、異なる方向性で開発を進めることができます

使用する目的

  • ゲームが要求するシステムリソースを減少させる。
  • 低スペックのコンピューターでもゲームをスムーズにプレイできるようにする。
  • 高スペックPCでのさらなる快適化

軽量化方法

  • テクスチャの解像度を下げる。
  • 不要なエフェクトやオブジェクトを削除する。
  • レンダリング距離の調整。
  • レンダリング方法の改善、改良

軽量化の効果

  • ゲームの動作速度の向上。
  • フレームレートの安定化。

これらの改造は、ゲームのプレイ体験を維持しつつ、パフォーマンスを改善するために利用されます。

主な機能や特長

パフォーマンス向上

  • Sodium 0.5.8以前の機能をすべて含む。
  • 再設計された地形レンダラー。
  • 即時モードレンダリングパイプラインの最適化(エンティティ、GUI、ブロックエンティティなどに対応)。
  • その他、さまざまな改善点。

対応プラットフォーム

  • Minecraft Forge 1.20.1およびそれ以前。
  • Fabric 1.20.1~1.20.6。
  • NeoForge 1.20.1以降。

追加機能

  • Fabric Rendering APIの統合サポート(Indiumは不要、動作しません)。
  • 頻繁なパッチ更新でMOD互換性の問題を修正。
  • MOD統合用の追加API。
  • 任意で透過性ソートをサポート(ビデオ設定で有効化可能)。

フレームレート比較検証

バニラ(MOD無しのマイクラ)とEmbeddiumを導入した際のフレームレート変化を検証しました。

計測時の設定は描画距離を32チャンクに変更した以外はデフォルトを使用。

本結果の正確性は皆無です。
PC環境、MOD環境、ワールド環境によってフレームレート値は大きく変わります。

静止時のフレームレート

検証結果:バニラより5倍~13倍のフレームレート向上を認めた。

そこそこ見通しのよい場所で静止状態での検証です。

FPS Monitorを使用しての結果

バニラ:41
Embeddium:206

バニラ:41
Embeddium:206
F3デバッグ画面のFPS値

バニラ:42
Embeddium:560

バニラ:42
Embeddium:560

行動時の平均フレームレート

計測コースは以前YouTube動画の軽量化MOD特集で使用したワールドを使用。

検証結果:バニラより13.5倍のフレームレート向上を認めた。

負荷の高いエリアと負荷の低いエリアを織り交ぜて、それなりにゲームプレイ環境に近くなるように工夫はしていますが、あくまで参考程度でお願いします。

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