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『VulkanMod』はOpenGL描画をVulkan描画に置換える
マイクラのOpenGL描画をVulkan APIを使った最適化された描画に置き換え、描画を軽量化しマイクラの動作を劇的に軽くする、軽量化MODです。
ですが…
OpenGLを使用しているMODは動作しないので、普段軽量化MODくらいしか導入していない人や新しいもの好きの人好きの人にしかオススメできません…
Open Graphics Library
グラフィックスを描画するためのクロスプラットフォームなAPI(Application Programming Interface)です。
3Dおよび2Dグラフィックスのレンダリングを実現するために広く使われており、特にゲーム、シミュレーション、CADソフトウェアなどの分野で採用されています。
Khronos Groupが開発。次世代のクロスプラットフォームなグラフィックスおよびコンピューティングAPIです。
OpenGLの後継と位置付けられ、特に高性能で低レイテンシなリアルタイムアプリケーションを目指している。
特にゲーム開発やグラフィックスを多用するアプリケーションで広く利用されています。
- OpenGLよりハードウェアに近い制御が可能
- マルチスレッドの効率的な活用が可能
- クロスプラットフォームに対応
- 高性能で低オーバーヘッド
動画でわかる『VulkanMod』
当ブログ運営の、ずんだもんと、たまに四国めたんの二人でお送りするMOD解説系チャンネルにアップした動画です。
VulkanModの設定項目解説と、バニラ、Sodium、Nvidiumと合わせてフレームレートの比較検証をしています。
チャンネル登録と高評価をお願いします!
動作環境
VulkanMod_1.20.1-0.5.0-build.1 (202年10月15日公開版)
Fabric/Quilt
なし
Vulkan 1.2対応
- Nvidia:GeForce GTX 600 以降
- AMD:Radeon HD 7000 以降
- intel CPU内蔵:Skylake以降
設定項目解説&項目別フレームレート比較
ビデオ
バニラより追加された項目は…
- リフレッシュレート
- ボーダレスフルスクリーン
リフレッシュレート
ご使用のモニターで使用できるリフレッシュレートが表示されます。
垂直同期オンで、リフレッシュレート通りのフレームレートが出ます(スペックが足りていれば)
ボーダレスフルスクリーン
ウィンドウ枠がないウィンドウ最大化状態のこと。
マルチディスプレイ環境での利便性向上や、アプリケーションの切り替えがスムーズになる一方、フルスクリーンモードよりフレームレートの低下があります。
ローエンドマシンで、少しでもFPS稼ぎたいのであれば、フルスクリーンモードを推奨します。
グラフィックス
項目はバニラと変わりませんが、スムースライティングに設定が増えています。
スムースライティング
オン(サブブロック)が追加されました。
これはフルブロック以外のブロックにスムースライティング効果が追加されます。
最適化
高度なチャンクカリング
見えないチャンク部分の描画を減らすことで、パフォーマンスの向上が期待できるカリングアルゴリズムを使用する。
オフ、保守的、標準、アグレッシブと選択可能。
以下は各設定でのフレームレート変化検証画像です。
平均フレームレート値
- アグレッシブ:1129 (29%向上)
- 普通:992 (13%向上)
- 保守的:954 (9%向上)
- オフ:877
以上の結果から、デフォルト設定の『普通』か『アグレッシブ』に設定することをオススメします。
ただしアグレッシブ設定時にどのような不具合が起きるかは未検証。
チャンクの抜けが発生する可能性があるかも?
エンティティカリング
見えない部分のエンティティに対するカリング
カリング
Culling
不要なものを除外するという意味
エンティティカリング
3Dゲームやグラフィックスにおいて、プレイヤーの視界に入っていないオブジェクト(エンティティ)を描画しないようにして、パフォーマンスを最適化する技術。
専用の半透明レイヤー
半透明な地形の描画に専用の描画レイヤーを使用してパフォーマンスを向上させる。
バックフェイスカリング
見えないブロックの面をCPUでカリングしGPUパフォーマンスを向上させる。
これを使用する際はCPUの負荷を軽減するために、インダイレクトドローを有効にしておくことをお薦めします。
インダイレクトドロー
CPUの負荷を軽減するが、GPUの負荷が増加する可能性がある。
エンティティカリング、専用の半透明レイヤー、バックフェイスカリング、インダイレクトドローを全てオフ、全てオン状態のフレームレートの変化検証画像です。
- 全てオン:553 (10%の向上)
- 全てオフ:503
若干だが全てオン状態でフレームレートの向上が見られた。
レンダキューサイズ
値を高くするとフレームタイムが安定する可能性があるが、入力遅延が増加する。
デバイス選択
自動か現在使用しているグラフィックボード名称が表示される。
特に問題が無ければ自動で。
生成速度&フレームレート検証
検証条件は、各MODが動作する最低構成で計測。
検証の結果については、各人のPC環境やMOD環境によって異なります。
参考程度に止めてください。
検証環境
- CPU : Core i7-12700F
- MEM : 32GB
- GPU : GeForce RTX 3080
- OS : Windows 11
ワールド生成
ワールド生成完了順は以下となった。
【1位】バニラ:00:59.75
【2位】Sodium:01:02.20
【3位】Nvidium:01:02.85
【4位】VulkanMod:01:04.25
チャンク読み込み速度
チャンク読込み完了順は以下となった。
【1位】Sodium:00:09.75
【2位】バニラ:00:10.22
【3位】VulkanMod:00:20.50
【4位】Nvidium:00:14.35
静止時のフレームレート(森林)
平均フレームレート値は以下となった。
【1位】Nvidium:1162 (バニラの5.2倍)
【2位】Sodium:950 (バニラの4.2倍)
【3位】VulkanMod:848 (バニラの3.8倍)
【4位】バニラ:223
静止時のフレームレート(平原)
平均フレームレート値は以下となった。
【1位】Nvidium:1391 (バニラの7.7倍)
【2位】VulkanMod:873 (バニラの4.9倍)
【3位】Sodium:808 (バニラの4.5倍)
【4位】バニラ:180
行動時のフレームレート
平均フレームレート値は以下となった。
【1位】Nvidium:1195 (バニラの4.7倍)
【2位】VulkanMod:782 (バニラの3.1倍)
【3位】Sodium:520 (バニラの2倍)
【4位】バニラ:254
エンティティの多い場所でのフレームレート
平均フレームレート値は以下となった。
【1位】Nvidium:574 (バニラの4.7倍)
【2位】VulkanMod:442 (バニラの3.1倍)
【3位】Sodium:429 (バニラの2倍)
【4位】バニラ:158
まとめ
筆者の環境では、VulkanModはSodiumと比較して軽量であることが分かった。
だが非互換のMODが多いため現時点でのVulkanModの使用はお勧めしません。
それでも、軽量化MODだけでプレイしていて動作が重い方には有効かもしれません。
日本語化リソースパック
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マイクラのバージョンとリソースパックのバージョンが一致している場合
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マイクラのバージョンとリソースパックのバージョンが一致していない場合
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バージョンが違うと未翻訳個所が出る場合がありますが、使用可能です。
リソースパック内の「pack.mcmeta」『”pack_format”: XX,』の数値(マイクラバージョンを示す値)がマイクラバージョンと異なることにより起こる現象です。
以下はよく使用されるマイクラバージョンの数値です。
書き換え例:
- ver1.19 – 1.19.2:9
- ver1.20 – 1.20.1:15
- ver1.20.3 – 1.20.4:22
- ver1.21 – 1.21.1:34
- ver1.21.2:38
特に書き換える必要もありませんが、赤いの気になる人向けです。
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\assets\該当MOD名\ja_jp.json:言語ファイル
\pack.mcmeta:リソースパックの情報が記載されているファイル
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